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保健室登校・別室登校という中間地点——使い方と見守り方
不登校
/ りたのわ
「教室は無理。でも保健室なら」。不登校からの回復の道の途中に、保健室登校や別室登校という中間地点があります。使い方次第でとても良い足場になる一方、本人が消耗するだけの場所にもなり得ます。分かれ目を整理してみます。
中間地点の意味
家から学校の教室まで、階段が10段あるとします。完全に家で休んでいる状態が0段目、教室で一日過ごせる状態が10段目。保健室登校は、その途中の3〜5段目あたりにある踊り場です。
踊り場の価値は、「学校とのつながりが切れない」ことにあります。制服を着る、学校まで行く、先生と顔を合わせる——この一つひとつが、完全に離れてしまってからやり直すより、ずっと小さいエネルギーで維持できます。
うまくいく別室登校、しんどい別室登校
同じ保健室登校でも、中身は大きく違います。
うまくいくパターンは、本人のペースが尊重されている場合です。滞在時間は本人が決められる。プリントをやってもいいし、本を読んでもいい。養護の先生や支援員さんと、ぽつぽつ話せる関係がある。「教室に戻すための待機場所」ではなく「今日はここまで来られた」を認めてもらえる場所になっている。
しんどくなるパターンは、別室が「教室復帰までのカウントダウン」になっている場合です。「いつになったら教室に入れそう?」と毎日聞かれる。同級生の視線が気になる廊下を通らされる。滞在中ずっと自習を強いられて、誰とも話さない。これでは、行くたびにエネルギーを削られます。
家庭からできる調整
学校との面談で、次の3つを確認しておくと、踊り場が安全になります。誰がいる部屋なのか(養護教諭・支援員・他の生徒)。何をして過ごしていいのか。そして、教室復帰を急かさない方針を共有できるか。
「別室登校は出席になりますか」も聞いておきたいところです。多くの場合、出席扱いになります(この扱いについては別の記事でくわしく書きます)。
行き渋りが続く日は、無理に踊り場へ送り出すより、家で充電する日と割り切る勇気も必要です。踊り場は、あくまで本人の足で上るための足場。引き上げる装置ではありません。
一人で調整役をしなくていい
学校との交渉、本人の意思の確認、体調の見極め——この調整を全部ご家族がやるのは、かなりの重労働です。りたのわは、ご家庭での様子を見ながら「今は何段目か」を一緒に見立てて、学校に伝える材料を整理します。ご相談はこちら。